2026/08/10
  • WORKS

【突撃!お仕事インタビューvol.2】木造建築の制約を「技術」で突破せよ。保育園づくりに込めた電気設備のリアルストーリー

◆ はじめに:

「突撃!お仕事インタビュー」は、ノセヨの現場で活躍する社員にスポットを当て、仕事のやりがいや舞台裏をリアルにお届けする連載企画です。

第2回は、「認可保育園 守山こども芸術大学新築工事」の舞台裏に迫ります!

目を引くのは、右側に見える丸い半地下の建物。
なんと、保育園の中に「プラネタリウム」ができるそうです!
木の温もりに包まれて、子どもたちが感性豊かに育つ未来を想像すると、身が引き締まる思いです🌳

難易度★★★、木造建築を支える「見えない強さ」🛠️

今回の建物は、温かみのある「木造」です。
しかし、電気設備の視点で見ると、鉄筋コンクリート(RC)や鉄骨(S)造よりも繊細な配慮が求められます。

例えば、照明器具やケーブルを天井から吊るための「吊り材」。
木材は金属やコンクリートと性質が異なるため、どれくらいの重さに耐えられるかを計算し、最適な部材を厳選しなければなりません。

優しいデザインの裏側には、それを支える強固な技術が必要──そんなプロのこだわりが詰まっています。

※豆知識:吊り材(つりざい)とは?
天井の中に電気の配線や照明を固定するための金属製のパーツのこと。
建物の構造に合わせた選定が、安全の要になります。

◆ 立ちはだかる「木造」ゆえの制約
──工事を進めるうえで、特に苦労した点はどこですか?
「『耐力壁(たいりょくへき)』への制限ですね。これが一番の難所でした」

木造建築において、地震や風の力に耐えるための「耐力壁」は命綱です。
電気を通すために安易に穴を開けると、建物の強度が下がってしまいます。

「ここにコンセントが欲しいけれど、壁は傷つけられない……」

そんなジレンマを解消するため、設計担当者と何度も膝を突き合わせ、部屋の使い勝手を損なわないルートをミリ単位で調整しました。

また、壁の中を通る電線の保護にも一工夫。
通常は「PF管」というプラスチック製の管を使いますが、木造の場合、完成後に壁に釘やビスを打つ場面が想定されます。
もし釘が電線を貫通すれば火災の原因にもなりかねません。
そこで、釘を打ちそうな場所にはあえて頑丈な「鉄製」の保護管を採用。

「数十年後のメンテナンスや改修まで見据える」

それがノセヨの仕事の流儀です。

保育の現場に「最新テクノロジー」の光を💡

今回の自慢のポイントを尋ねると、意外な答えが返ってきました。
「多目的ホールに導入した、最新の調光システムですかね」
「タブレット端末一つで、園内の光を自由自在に調光・調色できるんですよ」

これまでのスイッチやダイヤル式ではなく、タッチパネルによる直感的な操作が可能。

 *調光:光の量を変えて明るさを調整すること
 *調色:光の色味(温かいオレンジ色〜清々しい白色)を変えること

お昼寝の時間には少し暗く、お遊戯会には明るく。
テクノロジーの力で、子どもたちの活動に最適な空間を演出しています。

チームで挑んだ「工期挽回」のドラマ⚔️

建設現場で働くのは、私たち電気担当(ノセヨ)だけではありません。
大工さん、水道屋さん、空調屋さんなど、多くのプロが同時並行で動くチームプレーの場です。

実は今回、諸事情により全体工程が約2か月遅れるというピンチがありました。
しかし、ここで諦めないのがノセヨの現場力。
各業者や設計者と綿密な打ち合わせを重ね、作業の優先順位を組み替えました。
そして、最終的には遅れを完全に取り戻し、予定通りに竣工させました。

お客様からの追加要望にも可能な限り応えきる。
そんな「粘り強さ」こそが、プロとしての誇りです。

応募を考えているあなたへのメッセージ🖊

「どんなに難しい壁があっても、完成した時には達成感があります。
 ものを作るって、楽しいですよ!」

現場が完成し、灯りがともった瞬間。
自分の頑張りが「建物」という形になって目の前に現れる感動は、何にも代えられません。

ノセヨであなたも、「地図と記憶に残る仕事」を始めてみませんか?

 

【編集後記】
春は、多くの現場が完成を迎える「竣工(しゅんこう)」の季節。
街のあちこちで新しい生活が始まると思うとワクワクしますね。

次回もどうぞお楽しみに🌼

関連記事

ノセヨブログ一覧